株式を公開した場合の6つのメリットと3つのデメリット

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上場を意識し始めた花岡は、塚原会長から証券アドバイザーの牧を紹介してもらう。

牧は花岡に株式公開(上場)のメリットとデメリットについて説明する。

【メリット】

(1)株式市場から直接資金を調達でき、財務内容の充実を図れる。

(2)上場企業に見合った経営体質になろうと、財務的にも組織的にも努力し、体質が強化される。

(3)社会的信用や知名度が向上し、商売しやすくなる。

(4)従業員の意識が高まり、優秀な人材の獲得もしやすくなる。

(5)同族経営から脱するので、留保金課税などの法人税課税における不利な扱いを受けずに済む。

(6)株価が上がれば、創業者などの既存株主の資産が増える。

【デメリット】

(1)投機目的など、経営者にとって好ましくない株主が出てきて、経営支配を脅かされることもある。対抗策としては安定株主の確保。

(2)株主総会対策が大規模になり、事務作業の増大でコストが増え、総会の運営もストレスに。

(3)決算発表・有価証券報告書・半期報告書など、株価に影響を及ぼす情報の開示の義務が生じる。そのため、書類作成の事務作業と経費が増加する。

【起業を目指す24歳サラリーマンの感想】

株式公開というとメリットばかりに目がいってしまいますが、デメリットもあるんですね。

知り合いのコンサルタントから聞いたことがあるのですが、株式上場するメリットとして、役員報酬で給料をもらうと累進課税で最大55%になるけど、配当でもらえば20%で税金が済むと言っていました。

「配当を増やす」というと、株主の方を向いた施策に思えますが、一番自社の株を持っているのは経営陣なので、経営陣の資産が一番増えるという見方もあるようです。