タバコ屋のようなTシャツ専門店をやることを決めた花岡は、塚原会長に報告に行く。
塚原会長は、それはきっとうまくいくと言う。
なぜなら、商売の儲かる法則にのっとっているから。
自分で作って自分で売る店は、お客さんと販売店がダイレクトにつながっているから、商売にとっては最も効率が良い。
今の日本で一番儲かっている商売の業態は「通信販売」。
市場は成熟し一息ついた感はあるが、衣類、家電、日用品、健康食品などの通信販売は成長を続ける。
通販の中でも、健康食品をはじめ自前で作って直接売る。このパターンが一番儲かる。
なぜなら、通販がタバコ屋のように売れるシステムだから。
人は一度便利な方法を手に入れると、それを手放すことはない。やがて、生活のサイクルに組み込まれて、購入し続ける。
つまり、習慣化する。
通信販売で買うという行為は、特別なことではなく、日常の当たり前になる。まさに、タバコ屋でタバコを買うことと一緒。
【起業を目指す24歳サラリーマンの感想】
あの金融業をメインにやっているSBIホールディングスも健康食品の通信販売をやり始めましたからね。
やはり、「自分で作って自分で売る」「途中で中間マージンをとる業者を入れない」「リピート性の高いものを売る」ということが大切なようです。